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【第118回】平屋住宅とは?おしゃれで住みやすい平屋を建てるポイントをご紹介

平屋は昨今、シニア世代だけでなく若者や子育て世代からも注目を集めています。そんな平屋の住まいには、外観のデザイン的な魅力だけでなく、間取りも機能的で、随所に暮らしやすいポイントが数多く詰まっています。しかし、1階部分しかない平屋だと、具体的にどんな間取りにすればいいかわからないと悩んでいる人も多いようです。平屋ではどのような間取りの家が建てられるのかまとめてご紹介します。



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平屋とはどんな家?


平屋とは、1階層でできている建物のことを指します。
昔から存在する伝統的な日本家屋の作りではありますが、昨今では幅広い年代層から注目を集めています。
平屋の特徴は、2階建て以上の建物に比べて間取りの柔軟性が高いことです。建物の構造を単純化できるため耐震性を確保した上で、中庭やロフトをつくるなど、さまざまなスタイルを実現できます。
またバリアフリーな身体的な負担を軽減し、幅広い年齢のご家族が安心して住める暮らしづくりが可能です。
このような理由から、「一生住みたい家」「終の棲家」を検討する際に、その柔軟性があらゆる世代から支持を集めているのです。

平屋のメリット・デメリット

人気が高まる平屋ですが、実際の暮らしを想像するのは難しいのではないでしょうか。
そこで、平屋のメリット・デメリットを掴むところから確認していきましょう。

平屋が人気な理由とメリット

平屋住宅に人気が集まる理由をみていきましょう。

① 家事動線

平屋は1階と2階を行き来するといった上下移動がないので、家事負担を軽減できます。
1階にある洗濯機から2階のベランダへ洗濯物を持って階段を登るといった負担も、フラットな空間での移動のみになります。掃除や買い物の後の収納なども同様です。

② 天井を高くし、開放感を演出できる

2階部分がないため、天井を屋根の形状に合わせて高くつくることで家全体に開放感を持たせることもできます。
大きな照明を取り入れたり、ロフトを設けて空間を縦に有効活用するのも平屋の空間づくりの魅力です。

③ 子育て・老後も心配のないバリアフリー

平屋は、ワンフロアに全ての部屋が集約されることになるので基本的に階段はありません。
転ぶ・落ちるといった危険性が軽減され、小さな子どもや高齢者にも優しいバリアフリーな設計が可能になります。

④ 建てた後のメンテナンスにかかるコスト

2階建てや3階建てに比べて高所の修繕作業がないため、修繕費用を安く抑えることが可能になります。
長期的な修繕費用の節約を考えると、数十万円のコストカットを見込むことができるでしょう。

注意しておきたい平屋のデメリット

数々の嬉しいメリットがある反面で、平屋にも場合によってはデメリットにもなり得ることがあるので注意しましょう。

① 日当たりや風通し

家を建てる周辺が2階建ての住宅に囲まれていると、1階建ての平屋は、どうしても採光を確保するのが難しくなります。
なかでも建物の中央に位置する部屋は日が入りづらくなるので、注意が必要です。
平屋では採光の確保は大事なポイントのひとつですので周辺環境をしっかりと確認することがおすすめです。

② 敷地面積の確保

平屋は2階がない分、ワンフロアに全ての部屋と設備をおさめる必要があります。 そのため、理想とする広さを確保するには十分な敷地が必要となります。
また用途地域や土地条件ごとに建ぺい率が定められているため、敷地の全てを建物の面積にできる訳ではありません。 建ぺい率とは敷地面積に対する建築面積の割合を指します。
例えば建ぺい率が50%である場合、建築面積の2倍の敷地が必要になります。

■用途地域
建ぺい率とは

平屋の間取りのポイント



平屋の間取りを検討するにあたっては、1階建ての特徴をしっかり把握して検討する必要があります。
ここでは、平屋の間取りを検討するときに大切になるポイントをみていきましょう。

ライフスタイルを軸に間取りを考える

家事をする時どんな動きをするか、外出し帰宅するまでの流れや帰宅時間は何時か、子供と過ごす時はどんなことをしている時が多いか、大事な趣味は何か、休日、平日の動きの違いはあるかなど。
1日の動きを想像すると、暮らしに合った動線や今の住まいの不満が出てきやすいと思います。
そこから必要な収納の場所と量、生活動線、不満を解消するためにどうしたらいいかを考えていくと、だんだんと理想の間取りに近づいていきます。

プライバシーに配慮した間取りを考える

平屋の間取りを検討する際には、プライバシーに配慮することが大切です。
1つは家族同士のプライバシー、2つ目は外からのプライバシーです。平屋は建物を効率的に活用できるように廊下や壁が少ない傾向にあります。その分、部屋同士が近いため、家族同士でも互いのプライバシーに配慮が必要になるのです。
また、平屋は1階部分しかないため、寝室などを含め外からの視線や防犯対策に気をつける必要があります。植栽で目隠しをしたり、防犯用の鍵を設置したりと工夫しましょう。

まとめ


近年高い人気を集めている平屋住宅。
しかし、建てる際にはメリット・デメリットや間取りなど細やかな検討が必要で悩んでしまうもの。実際の生活をイメージしながら長期的な視点での検討を重ねることが大切になります。平屋住宅での理想の暮らしを叶えるためには、どのような平屋の住まいを作りたいか、実物を見ながら考えてみてはいかがでしょうか。
まずは「家サイト」を活用して、平屋住宅の得意な住宅会社を探してみてはいかがでしょうか。
また住宅展示場に足を運ぶと、皆さんの平屋住宅のご要望や予算から、最適な住宅会社を探すこともできます。
また、家の要望と資金計画のバランスが合わない場合もしっかりお手伝いしてもらえますし、不安点を解消できるようにアドバイスがもらえることも可能となるでしょう。

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監修・情報提供:福本 剛志 (設計事務所 アクア株式会社/二級建築士)
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本記事はTrail(株)が記事提供しています。
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