【第154回】東京都で注文住宅を建てるなら?地域の特性や費用相場、おすすめエリアを紹介
2025.06.02
東京都で注文住宅を建てようと検討している方の中には、どのエリアを選べばいいか迷うことも多いのではないでしょうか。東京都は交通アクセスの利便性や各種施設に加えて、自然が多く残る場所や子育て支援に力を入れている地域など、魅力的なエリアがたくさんあります。
本記事では、東京都の地域特性や注文住宅を建てる場合の費用相場、おすすめエリア、家づくりに役立つ補助金情報などを紹介します。東京都で注文住宅を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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東京都の基本情報

はじめに、東京都の地域の特徴や交通アクセス、治安、文化・イベント、買い物や子育てに利用できる施設など、東京都に関する基本情報を紹介します。
東京都の地域特性
東京都は関東地方南部の、日本列島ではほぼ中央にあたる場所に位置しており、北は埼玉県、南は神奈川県、東は千葉県、西は山梨県と面しています。特別区である東京23区と26市5町8村の行政区域で構成され、総面積は日本の都道府県で下から3番目となる約2,199k㎡です。
日本の首都として発展を続けており、東京都の総人口は約1,422万人、23区だけでも約990万人が暮らしています(2025年5月現在)。東京都の気候は、夏は高温多湿、冬は季節風の影響で乾燥した晴れの日が多く、ヒートアイランド現象が起こりやすい都市型気候も大きな特徴です。
交通アクセス
東京都には、鉄道や地下鉄、バス、タクシー、水上バスなど、多様な交通手段があり、交通アクセスでは利便性の高い地域といえます。鉄道はJRや私鉄など路線も多く、東京駅、品川駅、上野駅からは新幹線も利用可能です。
飛行機は羽田空港を利用し、県外だけでなく、国外への移動もしやすくなっています。23区を中心として道路網も充実しているものの、公共交通機関などを利用すれば、車を所有していなくても交通で不便を感じることは少ないでしょう。
治安
東京都の治安は、居住する区や市によって善し悪しが分かれます。刑法犯罪遭遇率をもとに、東京23区の中で治安の良い区を挙げると以下のとおりです。
治安の良い区
- 文京区
- 杉並区
- 練馬区 など
治安が良い区では、警察官OBによるパトロール隊やパトカーによるパトロールなど、さまざまな対策が実施されており、効果も出ているといえるでしょう。一方、繁華街があったり、観光客が多かったりするエリアは治安が悪くなる傾向にあります。
文化・イベント
東京都は、江戸時代以降日本の政治や経済、文化の中心地として歩んでおり、歴史的・文化的な施設やイベントなども多数あります。皇居や明治神宮、神田明神、明治神宮外苑、日本橋、両国国技館、歌舞伎座、上野公園など、歴史的な建造物や重要文化財、文化施設が数多く集まっており、すみだ江戸切子館、江戸東京博物館などの東京都の歴史や文化を伝える観光名所も豊富です。
また、浅草三社祭や隅田川花火大会など、歴史と伝統を持つお祭りやイベントなども毎年数多く開催されています。
施設(買い物・医療・子育て)
東京都には、以下のように買い物や医療、子育て層などが利用できるさまざまな施設が豊富に揃っています。
買い物施設(大型商業施設)
- 渋谷スクランブルスクエア
- 恵比寿ガーデンプレイス
- 東京ミッドタウン
- 東京ソラマチ
- サンシャインシティ
- MIYASHITA PARK など
医療施設
- 東京大学医学部附属病院
- 東京女子医科大学病院
- 東京慈恵会医科大学附属病院
- 日本赤十字医療センター
- 国立病院機構 東京医療センター など
子育て層向け施設
- 上野動物園
- 多摩動物園
- 科学技術館
- 東京国立博物館
- キッザニア東京 など
バリエーション豊かな施設が多数あるため、休日のお出かけやショッピングでの利便性が高く、子育て支援や病気などの緊急時にも安心できるでしょう。
東京都で注文住宅を建てる場合の費用相場

住宅金融支援機構による2023年度の調査では、東京都で土地と建物を購入する場合の費用相場は7,120万8,000円です。
東京都で注文住宅を建てる場合の費用相場について、もとから土地を所有している場合と土地も一緒に購入する場合に分けてみていきましょう。
土地の費用相場
東京都で土地を購入する際の費用相場を全国平均と比較すると、以下のとおりです。
エリア | 土地取得費 |
---|---|
東京都平均 | 3,825万3,000円 |
全国平均 | 1,497万6,000円 |
東京都の土地取得費用は、全国平均と比較して約2,300万円、高額になっており、予算にも余裕が求められます。
建築費相場
ここからは、東京都の注文住宅の建築費相場を全国の平均と比較していきます。「土地なし」「土地あり」の2つの場合に分けて、それぞれの敷地・床面積と建築費用をみていきましょう。
土地なしの場合
現在、住宅を建てる土地を保有しておらず、家を建設するための土地を一緒に購入する場合の敷地・床面積と建築費相場は、以下のとおりです。
エリア | 敷地面積 | 延床面積 | 建築費用 |
---|---|---|---|
東京都平均 | 122㎡ | 103.3㎡ | 3,295万5,000円 |
全国平均 | 249.9㎡ | 111.2㎡ | 3,405万8,000円 |
敷地面積・延床面積ともに東京都が全国平均を下回っており、特に敷地面積は全国平均の約半分となっています。一方、建築費用に関しては、全国平均のほうが東京都よりも100万円程度高額です。ただし、土地取得費用は東京都のほうが高額なため、総費用額では東京都が上回ります。
土地ありの場合
東京都と全国で、所有する土地に新しく注文住宅を建てる場合の敷地・床面積と建築費相場の比較は、以下のとおりです。
エリア | 敷地面積 | 延床面積 | 建築費用 |
---|---|---|---|
東京都平均 | 148.6㎡ | 121.2㎡ | 4,621万7,000円 |
全国平均 | 334.5㎡ | 119.5㎡ | 3,861万1,000円 |
東京都は全国平均よりも建築費用が800万円程度高額になっている一方、敷地面積は200㎡ほど小さくなっており、1㎡あたりの費用が他の地域よりも高額といえるでしょう。延床面積に関しては、東京都がやや上回っています。
注文住宅を建てるのにおすすめのエリア

東京都で注文住宅を建てるのにおすすめの6つのエリアに関して、地域の特徴や交通アクセス、周辺施設などの情報を紹介します。
江戸川区
江戸川区は東京都の東に位置する区で、江戸川や中川、新川など大きな河川が流れていて東京湾にも面しています。都心部に近く、JRや私鉄、都営地下鉄といった鉄道路線やバス、高速道路などの交通アクセスも豊富で利便性の高いエリアです。公園や緑地、運動施設なども多く、家事・育児支援事業などの子育て支援も充実しているため、住みやすい街として知られています。
江戸川区の土地平均価格は、坪単価171.1万円と東京23区の中では低めのエリアです。住環境も良く、土地の値段も比較的高くないため、家族で暮らす住宅を建てるのに向いている地域といえるでしょう。
江戸川区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
足立区
足立区は東京23区の北に位置しており、荒川の流れる水辺と自然環境に恵まれた地域です。以前は治安が悪いイメージを持たれていたものの、パトロールや客引き防止条例などの対策が進み、近年ではファミリーでも安心して暮らせる街へと変わってきました。交通アクセスが充実しており、公園やショッピングモールも多く利便性の高いエリアで、一時保育事業や高校生まで医療費無料など、子育て支援にも力を入れているため、子育て世帯にもおすすめです。
足立区の土地平均価格は、坪単価138.4万円で東京都でも低めの地域となっています。注文住宅を建てる場合、他のエリアよりも予算を抑えて建てられるでしょう。足立区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
世田谷区
世田谷区は東京23区の西に位置しており、閑静な住宅街の広がるエリアとして知られています。区内には、買い物や休日のお出かけに利用できる施設が多く、東京メトロや私鉄など7路線が通っており、交通アクセスも充実しています。多摩川の水辺や公園など自然も多いエリアで、教育特区に指定されていたり、図書館の蔵書数が23区内第1位だったりするなど、子どもの教育環境も整っている地域です。
世田谷区の土地平均価格は、坪単価307.7万円と23区平均よりやや高めなエリアのため、家を建てる際は、少し余裕を持った予算を検討しておくと良いでしょう。
世田谷区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
大田区
大田区は東京都の東南に位置し、東京湾に面しており南部には多摩川が流れています。住宅街や商業エリア、臨海部の工場地帯、空港など、多様な施設・エリアが集まる地域です。JRや私鉄、都営地下鉄などが走っており、交通の利便性が高く、買い物ができる店舗や繁華街なども多く住みやすい環境が整っています。多摩川をはじめとする緑も豊富で、子育て世帯にもおすすめのエリアです。
大田区の土地平均価格は、坪単価254.7万円で23区の中では平均的な価格といえるでしょう。大田区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
練馬区
練馬区は東京23区の北西、東京都と埼玉県の県境に位置するエリアです。東京23区の中で第5位の広さを有し、住宅地が区の大部分を占めています。私鉄や東京メトロ、都営地下鉄など多くの鉄道が通っているため交通アクセスに優れ、商業施設なども充実しているのが特徴です。
練馬区では、子育て支援にも力を入れており、一時預かりやショートステイ、子育て相談などに取り組んでいます。保育園への入園率も高く、令和6年4月には4年連続の待機児童ゼロを達成しており、子育て中のファミリー世帯にもおすすめのエリアです。
練馬区の土地相場価格は、坪単価185万円で東京23区の中では比較的低くなっています。練馬区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
板橋区
板橋区は東京23区の北西に位置し、古くから宿場町として栄えてきた地域です。現在は住宅街が広がる地域で、古くからの商店街や自然なども残る、暮らしやすい街になっています。JRや東京メトロ、私鉄などが通り、池袋や新宿といった主要駅へのアクセスにも便利です。積極的な子育て支援も行っており、妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援や、子どもの医療費助成など独自の取り組みも多く、「共働き子育てしやすい街ランキング2024」では、都内1位・全国3位に輝きました。
板橋区の土地相場価格は坪単価209.3万円で、東京23区の中でも手頃な金額で家を建てられるエリアといえます。板橋区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
豊島区
豊島区は、東京都の西北部に位置し、池袋という巨大なターミナル駅を持つ繁華街と、閑静な住宅街が混在する複合的な地域です。JRや東京メトロ、私鉄など多くの鉄道が通っているため交通アクセスに優れ、商業施設なども充実しているのが特徴です。
豊島区は近年、人口増加率や人口に対して生まれた子どもの数の多さを示す合計特殊出生率の高さが注目されているエリアで、保育施設や子育て支援制度が充実していることから、子育て世代の間で注目を集めています。
豊島区の土地相場価格は、347.1万円と23区平均よりやや高めなエリアのため、家を建てる際は、少し余裕を持った予算を検討しておくと良いでしょう。 豊島区で家づくりをお考えの方は、ぜひ近隣の展示場へ足を運んでみてください。
東京都で注文住宅を建てるときに役立つ補助金情報

東京都で注文住宅を建てるときには、補助金制度を利用すると、資金面での負担を減らせる場合があります。住宅への補助金には、国の制度と各自治体の独自補助金の2種類があり、併用できないケースが多いため注意が必要です。以下では、東京都の注文住宅で利用できる国と東京都のそれぞれの補助金制度を紹介します。
国が実施する補助金情報
東京都で家を建てる際に利用できる、国が実施する補助金制度の情報は以下のとおりです。
子育てグリーン住宅支援事業
「子育てグリーン住宅支援事業」は、2050年のカーボンニュートラル社会実現を目指して、物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対し、ZEH水準住宅など省エネ性能の高い住宅を建てる際に補助金を出す制度です。
主な適用条件
- GX志向型住宅・長期優良住宅・ZEH水準住宅のいずれかを新築
- すべての世帯(GX志向型住宅)、または申請時に子育て世帯または若年夫婦世帯である(長期優良住宅・ZEH水準住宅の場合)
- 床面積50㎡以上240㎡以下
- 2026年1月31日時点で一定以上完成している など
補助額
- GX志向型住宅:160万円/戸
- 長期優良住宅:80万円/戸(古家の除却を伴う場合、+20万円)
- ZEH水準住宅:40万円/戸(古家の除却を伴う場合、+20万円)
予算上限に達すると終了となるため、利用を考えている方は早めに申請しましょう。
※詳しくはこちら
給湯省エネ2025事業
「給湯省エネ2025事業」は、家庭で使われるエネルギー消費の中で大きな割合を占めている給湯分野で、高効率な給湯器の導入を支援する補助金制度です。
主な適用条件
- 新築住宅またはリフォーム
- 自宅にヒートポンプ給湯機(エコキュート)、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)、家庭用燃料電池(エネファーム)のいずれかを導入 など
補助額
- ヒートポンプ給湯機(エコキュート):6万円/台
- 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機):8万円/台
- 家庭用燃料電池(エネファーム):16万円/台
※戸建て住宅はいずれか2台まで
高効率給湯機は、購入・リース利用どちらも補助金を受け取れます。予算上限に達すると終了となるため、利用を考えている方は早めに申請しましょう。
※出典:給湯省エネ2025事業
東京都独自で実施する補助金情報
次に、東京都が独自で実施している、新築住宅を建てる際に利用できる補助金制度の情報は以下のとおりです。
東京ゼロエミ住宅導入促進事業
「東京ゼロエミ住宅導入促進事業」は、東京都が独自に定めている、省エネ性能が高く、地球環境にやさしい住宅である「東京ゼロエミ住宅」に該当する家を建てる際に利用できる助成制度です。
主な適用条件
- 「東京ゼロエミ住宅」の認証を受けた新築住宅
- 太陽光発電設備、蓄電池設備、V2H(※)のいずれかの導入 など
※V2Hとは、Vehicle to Home(ヴィークル・ツー・ホーム)の略で、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)のバッテリーに貯めた電力を自宅で使えるようにするシステムです。簡単に言えば、車を家庭用蓄電池として利用できるシステムのことです。
対象住宅への助成金額(戸建て住宅の場合)
- 水準C:40万円/戸
- 水準B:160万円/戸
- 水準A:240万円/戸
対象住宅に設置する太陽光発電設備、蓄電池及びV2Hへの助成金額
太陽光発電設備 | 12万~13万円/kW(3.6kW以下)、10万~11万円/kW(3.6kW超50kW未満)※上限額あり |
---|---|
蓄電池 | 12万円/kWh |
V2H | 機器費等の1/2を助成(上限50万円) |
東京ゼロエミ住宅導入促進事業は、子育てグリーン住宅支援事業とは併用可能ですが、給湯省エネ2025事業とは併用できないため注意してください。
※出典:東京ゼロエミ住宅
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
省エネ性能に加えて災害に強く、健康維持にもプラスになる断熱・太陽光住宅の普及拡大を目指した補助金制度です。
主な適用条件
- 工事の契約締結前に事前申込を行う
- 高断熱ドア・窓、蓄電池システム、太陽光発電設備、V2Hなど、補助対象となる設備を自宅に導入する
助成金額:事業ごとに異なる
災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業は、子育てグリーン住宅支援事業、給湯省エネ2025事業ともに原則併用可能となっています。
※出典:災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
東京都で注文住宅を建てて充実した暮らしを

東京都は東京23区を中心に将来も発展が見込まれるエリアで、交通アクセスに優れ、各種施設が充実しています。地域によっては豊かな緑があったり、子育て支援に力を入れていたりとファミリー世帯にも暮らしやすいおすすめの街です。東京都で注文住宅をお考えの方は、ぜひ本記事を参考にエリア選びを進めてみてはいかがでしょうか。
家サイトでは、東京都にある住宅展示場の見学予約が可能です。ぜひ実際のモデルハウスを見て、触れて、自分に合った家づくりを検討してみてください。
【参考】東京都各区市町村における独自の住宅・住まいの支援・補助金制度
江戸川区
足立区
- 省エネリフォーム補助金
- 木造住宅・建築物への耐震助成
- 非木造住宅・建築物の耐震化に助成
- 足立区住宅改良助成制度
- 太陽光発電システム設置費補助金
- 蓄電池設置費補助金
- 家庭用燃料電池システム(エネファーム)設置費補助金
- 省エネ機器等および気候変動適応対策補助制度
世田谷区
大田区
練馬区
- 住宅の耐震改修工事等の助成
- 特定緊急輸送道路沿道建築物の助成
- 木造戸建住宅の簡易補強工事の助成
- 民間建築物および緊急輸送道路沿道建築物の耐震改修工事等の助成
- 耐震シェルター・防災ベッド設置の助成制度
- 住宅の無料簡易耐震診断
- 住宅修築資金の融資あっせん
- ブロック塀等撤去費用助成
板橋区
- 板橋区住宅リフォーム支援事業
- 木造住宅の耐震化推進事業
- 建築物の耐震化に対する助成(木造以外の建築物)
- 耐震化アドバイザー派遣制度
- 景観づくりに関連する支援事業・助成金制度
- 都心共同住宅供給事業・優良建築物等整備事業
- ブロック塀などの撤去・新設助成
- 不燃化特区事業の助成
豊島区
- 高齢者世帯等住み替え家賃助成制度
- 子育てファミリー世帯家賃助成制度
- セーフティネット住宅に対する補助制度
- 高齢者等の入居支援事業
- 安心住まい提供
- 耐震助成事業
- エコ住宅・事業者支援【助成金制度】
- 不燃化特区における特別な支援
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